【税金】所得税の仕組みを理解しよう【資産形成】

皆さんポイ活してますか?Drいなばです。

私がポイ活をしている目的は資産を増やすこと。そのための一つに『税金を取り戻す』がありますが、詳しく勉強していく前に、まず税金の仕組みを理解しておきましょう。

私も含めたサラリーマンが取られる税金はいくつかありますが、必ず取られる税金には1①所得税、②住民税、③消費税があります。③は買い物をするたびに取られますので、減らすには買い物金額を減らすしかないわけですが、①、②は減らす方法があります。

所得税も住民税も所得が増えれば増えるほど増えていきますが、その計算方法を知っておきましょう。

1.所得税の計算方法

サラリーマンの人は会社から給料をもらっていると思います。副業を含めて得られたお金を『収入』といいます。そこから健康保険や厚生年金、介護保険(40歳以上)、通勤手当などを引いたものを『所得』といいます。
所得から『所得控除』されるものを引いたものを『課税所得』といい、それに決められた税率をかけたものが所得税『住民税』になります。住民税は10%に決まっていますが、所得税は所得額によって税率が変わります。これを累進課税制度』といいます。

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2.所得税率(累進課税制度)

所得税は下の表の様に課税所得によって5%から45%まで税率が変わります。勘違いしやすいのは、所得が増えたらそのすべてに対して高い税率になるわけではなく、その所得金額の分に対してだけその税率になるということです。

例えば、課税所得300万の場合は、194万9000円までの部分は5%で、195万円から300万円までの部分だけ10%ということです。したがって所得税は300万円×10%=30万円ではなく195万円×5%(=9.75万円)+(300万-195万円)×10%(=10.5万円)=20.25万円ということになります。したがって所得が増えたから一気に税金が増えるわけではなく、増やすことで損をするということは無いということです。安心して増やしましょう。

 

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3.所得控除

所得控除は下の表にように全部で14種類あります。サラリーマンの方は年末調整をされると思いますが、いくつかの控除はそこで計算されます。控除された金額に収入額に応じた税率を掛けたものが還付されることになります。したがって、控除額が増えれば増えるほど還付される所得税が増えるということになりますので、もれなく申請をするようにしましょう。ここに資産を増やすヒントがあります。

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4.税額控除

税額控除は所得控除と違って、所得税から直接控除されるものです、したがってその額がそのまま還付されることになります。住宅借入金等特別控除を使う方は多いと思いますので、利用しましょう。

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いかでしょうか?すぐに理解するのは難しいと思いますが、簡単にまとめると『控除』を増やすということです。だからと言ってそのために支出が増えてしまっては元も子もありませんのでよく考えていきましょう。

所得控除については後日細かく見ていこうと思います。ではまた。